「陰影の色とその関係part1」のpart2です。続きです。
このコーナーの結末はこちら。「影の色でなぜこんな色が?、夕方の空と色の関係」です。
空=光(詳しくは『光を描いて空気を描く』)。”光が青なら影も青”という流れです。
1、空は光を放っている。
夜でも夜色の光を放っている と思って描けば影がなぜその色になるのか理解でき、きれいな空気感が表現できる。
では夜だったら?
上でも言いましたが「空は光を放っている」
これで考えてみると、夜の背景は夜の空の色で出来ているってことも分かります。
当たり前ですね。夜に物体を見るためには光が必要ですね。懐中電灯、携帯、街灯、とにかく光です。
人工物の光がなかったら月明かりが必要です。
月明かりが地球に届いている=空の色は月明かりになり、「夜の色も空の色」という考え方になります。くもっていたら光の色がなくなるので固有色、もしくは見えませんよねw
少し話がそれましたが、これを夕景色で描いた断面図に当てはめて考えてみると~~・・・・
そしてもう一つの理由が
2、補色をぶつける。
です。
補色は隣り合うとお互いの色を引き出たせると言われ、アニメーションならではの手法で補色をぶつけ色をより引き立たせ魅力的活ユーモアがあり光の影響を考えた絵(空気を感じる)に見えるとされています。
“補色をぶつける”という結論ですが、「光当たっているところに黄色の光を当て、その陰の部分に補色である紫を当てる」ということになります。
黄色に対して紫が補色。まだ青空が残る夕景には影にオレンジが入ってたりします。※時をかける少女をご覧ください。
この1,2を組み合わせてデフォルメしてます。
是非参考にしてみてください。
今回は”陰影の色と関係”を昼と夕バージョンでやってみました。いかがだったでしょうか。分けがわからんという声も多々聞こえますが。。。(・・;
当たり前のことを当たり前に見せるというのが背景ですので、闇に光があって物が見えるという当たり前のことを理解していこうとすれば空気が描ける様になると思います。頑張ってみてください(><)y~