現在位置>トップ>背景の描き方>覚えましょう>影の色と強さの表現(昼)
このコーナーの結末はこちら。「影の色や濃さ(強さ)の表現方法」です。
背景の描き方「陰影の色と関係」です。
影はこういった表現も入れれると幅が広がるし光の強さが見えますので是非に。
ここからが突っ込んだ表現。次にこの陰影をこうしてみます。
陰と影の濃さが逆転し、低面にも関わらず明るくなるように表現してます。
こうすることで光が強くなったように見えます。この表現が好きな自分w
光の当たらないスポット・・・・・・縁の下の力持ちとは良い言葉ですね~。
これがちょっとあるだけで変化を入れられるし光がちょっとでも強く見えるし味が出る!良いことずくし。ただ一手間必要。
色で言うと、青空+跳ね返る場所の色。例えば森にある幹は青空+地面にある草の緑がプラスされ青緑の照り返しを受けます。
下を向いているからといって暗くなるとは限らず、光が当たっているところだけだけをいじれば強く感じるとも限らない。
光があるから闇がある。太陽や電灯があるから影が落ちる。影があって光って見える。光と闇は一緒♪
これを青空なので青系にしてみました。こうすることで外にあるように見えますね。
最初のはグレートーンの色にグレートーンの影を落としたことで光の色が白だったことになり、青い光にしたことで青系の影が落ち、"屋外にある物"に見えるようになったわけです。
※実写の撮影では天井にブルーシートを張ります。
今回は絵では陰影の色だけ変えてます。光があたっているところを変えたくなりますが、陰影の明暗と色がかなりの重要度だということを解ってもらいたくこのようにしました。
是非皆様の作品に一工夫入れてみてはいかがでしょう。
【彩玉コメント】
これには特にコメントはいらないでしょう。新海誠さんと言えば色彩のマジシャン(本人はどう思っているのかは定かではない)と呼ばれ、一枚がの引き付ける魅力は時代を作り上げたといってもよいでしょう。
それにとどまらず、アニメーションとしても大人気ぶりを発揮した「君の名は」。この美術画集といえば平成を代表する背景画集と言えますね。
【彩玉コメント】
新海誠さんが世に出始めてから最初に大ヒットとなった背景画集がこちら。「秒速5センチメートル」「ほしのこえ」とまだまだ一部の人しか知らなかった時代の背景もふんだんに紹介。
上級者にもお勧めできるデジタル彩色技術が掲載されている。長年愛用される背景表現の素晴らしい教科書。
【彩玉コメント】
株式会社Bamboo社が出した空を絡めた背景画集。表紙、裏表紙にある背景を使った描き方・表現の紹介をしています。
内容は作業環境・基本パーツの描き方・自然・一日の時間変化・四季の移り変わり・いろんな空・都市や街並み・アニメにおける背景の役割と満載。
「描き方」というよりは「描き順」「きれいな背景表現」というのを紹介しているもので、素晴らしい背景を数多く掲載。
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