溝がついている定規を使って線を引くので「溝引き」といいます。
メーカーにもよりますが定規も30cm、36cm、45cm、50㎝、60cmとあります。アナログ背景制作は横B4サイズが標準ですので45cm~50cmくらいが丁度よい長さになります。30cmだと足りないんですね。
溝自体が定規として重要なメモリ(mm)とは反対側についている為、メモリ表記がパース線や間隔の目安として使えます。それでいいのだろうか定規君といつも思いつつガシガシ使ってます。
溝に「ガラス棒」という軽い棒をあてがって描くのが基本です。
動きが悪い場合はロウソクで滑らかにしますが、それがまたゴミとなり作業ははかどりません。
そこでボールペンの裏とかプラスチック製品の丸い部分を使って”力まない技術”を磨きつつ描いています。
【溝引きを上手に引くポイント】
- 緊張して力まない
- 溝に強く押し付けない
- 筆と棒を強く握らない
- 棒先と筆先の位置を揃える
- 肘を中心ではなく、体ごと横へ移動させる
【溝引きの良いとこ悪いとこ】
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- 長所
シャーペン0.5mmよりも細く引ける
その線をグラデーションに出来る
筆を持ち変えれば幅も自由自在
- 長所
- 短所
すぐには乾かない
技術が必要
絵の具と筆が消耗
道具の準備に時間がとられる
【道具一覧】
購入時期により販売元、値段が変わっていますのでご注意ください。
尚、道具の詳しい詳細は”アナログ背景「道具」”に記載しています。
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- 溝引き定規(45cm)=\924
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- 溝引棒 ガラス製(中空)=\58
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- 削用(彩色筆)=\682
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- TMKポスター(中性紙)画用紙=B本判180gで231円
- ニッカーポスターカラー大瓶140ml/小瓶40ml=\1,040/\378
この「溝引き」という技術を使った実践動画もご用意しました。
お時間が有ればこちら“アナログ背景「溝引きで工場を描いてみた」”もご覧ください。
分かりやすいよう白黒の溝引きのみで制作しています。
【Youtube】
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