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背景の練習方法

練習方法は何でも練習になるのでこれに限ったことではないことをご理解ください。
それとここでは描き方ではなく、種類や方法の紹介です。実際の描き方は動画がございますのでそちらでお願いします。

さて本題に入りましょう。
まず練習で一番やってはいけないことですが、それは頭だけで理解し手を動かさないことです。"とにかく描く"これが一番で『覚えてから描く』のではなく『描いて覚える』のです。
でも自主練は目標がないとやる気がおきないもの。そこでモチベーションを上げる方法を自分で作ってください。まず目標です。
周りと競うというのも手です。画像投稿サイト、懸賞、出版を目指してもいいかもしれません。1ヶ月以内にコメントもらうとかランキング100位とか、ブックマーク10人とかとにかく具体的目標を立ててから次をお読みください。


一番入りやすいスケッチ


背景 スケッチ 練習


10分くらいからで慣れたり飽きたら20分とかが理想です。たまに一つの絵を10分ずつに分けて6日とかでやるのも面白いです。10分の集中力が付きます。6日もやれば一枚に1時間かけたことになります。
ただ6日で1時間は少なすぎますのでたまにですよ。
最初は気合を入れてではなく一日一枚とか寝る前に軽くみたいにコツコツチャレンジしましょう。

描くものは身近なものでいいでしょう。鉛筆、消しゴム、ティッシュ箱などの箱シリーズをやるといいと思います、写真でも撮って確認してみるといいかもしれませんね。携帯は魚眼になりやすいので注意。

箱シリーズから円筒シリーズがいいでしょう。コップ、瓶、トイレットペーパーなど。楕円が出てくるのでちょっと難しくなりますが理屈で理解するのではなく"見て描く"これです。見て描く見て描く見て描く・・・・

次球体シリーズです。ボール系でしょうか。学校で勉強すると石膏を基本に説明がありますが石膏は究極の勉強材料なので最初は難しいかと思います。


『身近なものを手短に』


これでいきましょう。


スケッチで使用した画材はこちら

ミューズのケント紙(B4)⇒
製図用と言われ、設計図など細かいものを描くのに適してる非常にすべすべした紙
紙の質がほぼ出ない為、質感をしっかり表現しないと味が出ない
精密画などの制作向き

※ケント紙は一枚単位での購入が難しい為束になっているケントブックを購入し一枚づつ切り離して使用します
また、普通の紙とは違う為、小さな文房具店では置いてないことが多いので画材専門店へ行きましょう


描いていくと分かる鉛筆の良しあし
鉛筆はなんでもよいと思いますが、枚数をこなしていくと実は鉛筆が重要なことに気づきます
そこでたどり着くのが三菱鉛筆のユニとハイユニです
ハイユニはちょっと高めなのでユニが良いと思いますがハイユニにこだわる方も少なくありません
スケッチはHBで十分だと思います

1本ずつそろえるのが面倒な方は下のようなセットもありますが、結局使うのは3~5本なのでH~4Bあたりをそろえたほうが安上がりだと思います。参考までに

三菱鉛筆 鉛筆 ハイユニ アートセット 22本入 HUAS

※鉛筆は芯がざらざらしたり、変なものが混ざって紙が傷ついたり、同じHBでも固かったり柔らかかったりと結構違います


次にデッサン



背景 デッサン 練習


スケッチしたものをちょっとリアルに描いてみましょう。明暗です。
ちょっとリアルを超リアルにがんばりましょう。どうしても出来ない場合はランクを下げるのも手です。

まず実物、出来なければ写真、それでもだめな場合は写真を白黒に。さらに出来ない場合はその白黒を画用紙と同じサイズ拡大し輪郭はなぞって紙に転写しちゃいましょう。転写でもやらないよりは上達します。


デッサンで使用した画材はこちら

デッサンは紙質をうまく使うのでM画が定番。

【注意】上デッサンで紹介している3つの絵はケント紙も含む


上で紹介したケント紙とはまったくの別物で真逆
ざらざらした表面で普通に塗っただけでガサガサの質感になる
水彩アナログにも使用する水との相性も良い紙

※白象という中学生あたりまでで使った普通の画用紙も似た感じ。しかしネット販売されにくい


スケッチとデッサンをやってからパース


パースがどうしても出来ない方はこのように写真を横においてとにかく描いてみるとよいです。それでも難しい方は重ねて転写から練習です。意外と上達するんですこれ。


背景 パース 練習


スケッチ→デッサン→パースといいながらパースは軽く意味を理解するだけでいいと思います。マンガ家を目指すならこれこそすべてな気がしますが彩色がメインのアニメ背景では描いていればパースは理解出来ます。一点透視、二点透視、三点透視を軽く納得する程度でいいでしょう。読破する時間があるなら描いてくださいね。
パースをやってデッサンをすると形をとるのが得意になります。それは逆に彩色がどうしても二の次になり普段から彩色の意識が薄れていきますのでご注意を。


面白く読めるパースの教科書です

パースは遠近の仕組みを説明しているだけなので、カメラの性能で時代の変化はありますが解説内容は昔から一緒です。
本も数多く存在しているのですが、仕組みは一緒なので読みやすいのが良いと思います。

そこでいつもおすすめするのがこちら⇒

ほとんどの解説本が言葉と完成図で説明するところ、この本は漫画になっており個性たっぷりなキャラクターが丁寧に絵で説明してくれます。


彩色はアナログ?デジタル?


アナログでの練習が一番ですが、作業環境が難しい人はデジタルでもかまわないと思います。ただし!デッサンをやるのが条件です。趣味で上達を目指してる人は時間もあるでしょうから好きなもので好きなように描いているのが一番上達します。たぶん苦手なもので描くと挫折するでしょう。
時間が決まっていて就職を考えている人は就職先に合わせるのが一番ですが、それでもデッサンがない作品ファイルは絵に対する気持ちとオリジナル性に乏しいと見なされ、先々不安が残る印象を与えかねません。そんな人は怖くて内定あげれません。

それとなぜアナログがいいのかですが、それは両方描いたことのある方なら考えなくてもわかっていることでしょう。
データは途中経過、素材はめ込み、レイヤー分け、何でもありです。ですからどんなにかっこいい絵を見せられてもデジタルだからねという目線で見られます。

そうです、両方で描いたことがある方はアナログが難しく勉強になることを知っていて、見せられた絵がすべてだとわかっているからです。
そしてもう一つ、アナログって面倒ですよね。そう面倒だからです。描くのも直すのも面倒なのです。面倒だからこそコツコツやらないとうまく描けないのでアナログ作品を見るとその方の技術量が一目瞭然なのです。


彩色の練習



背景 作品模写 練習



背景 写真模写 練習


当然ですが模写からが楽ですね。でも一番勉強になるのも模写です。
アニメ背景の仕事にもつながり基礎を作るもの。背景部門でいう就職率は模写の数。画家さんは違うと思いますが。
模写の数はこなした数です。ファイルにいれた数ではないのでご注意を。

模写は実は、描ける人の一番最低基準だと私は思っています。言い方が難しいですが、『模写が出来る人=描ける人』だと思ってます。
これは絵を仕事として考えているかどうかなのですが、一言で説明してしまうと


模写が出来る人=修正が出来る人


です。

・模写のメリット
絵を目で凝視。仙窟者の技術吸収。周りを吸収しようという絵の好奇心向上。引き出しを増やす努力。仕事への即効性。
・模写のデメリット
絵作りをしようとしてない分オリジナルに劣る思考能力。絵全体を見ない。全体のバランス調整力。


・オリジナルのメリット
全体を見る。バランスの調整力。絵作りに長ける。画力の独自性。将来への期待。
・オリジナルのデメリット
仙窟者の技未修得。独自性により技術の偏り。絵がわがまま。仕事への不安。


他にも少し書いておきます。
・スケッチ=形状を習得するが清書未修得。カラー未修得だが数の多さから引き出し増加。気軽。絵が楽しくなる。

・デッサン=目の強化。彩色力技術向上のきっかけ。立体表現が特技。描画力。カラーのバリエーションは無。色のデザインは苦手。


・パース=遠近が特技。質感未修得。立体表現未修得。見ている世界を理解。カラー未修得。


是非頑張ってほしいと思います。



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