こんにちは、彩玉です。
これからフリーランスになる、もしくは、なったばかりで何をしたら良いかわからない方向けの、まずはこれ!という初心者向けの記事です。
解説する内容がフリーランスとして一番シンプルな最低ラインになっており、これに付随して、扶養家族、不動産、消費税、雇用主、給料支払いなどをプラスしていけばスムーズに入っていけると思います。
開業申請から、国民保険、帳簿選びの良し悪し、経費とは、e-Taxを使った楽な確定申告、保管、次年度繰り越し、一巡修了まで流れが分かる形になっています。
確定申告の書き方や帳簿の勘定科目の意味とか、そういった専門的な解説ではありません。
私が個人事業主になった当初、まったく理解できなかった仕組みや流れを実体験込みで順番にご紹介します。
【2021年版】クリエイター系フリーランスの手続き
先に知っておきたいフリーランスが行う最重要難題2つ
1、仕事に関わったお金をすべて帳簿記帳をし、最低7年保管する
2、確定申告をし、正確な納税を済ませ、国との共有化をする
これを最初にお伝えするのには理由があります。
「1」にある帳簿記帳は、仕事に関わる報酬、経費の流れ、金額を日々記帳し最後は保管します。
そこで、「仕事用の口座(普通預金口座で大丈夫です)」「仕事用クレジットカード」「仕事用現金」をすべてきっちりと分けることを激しくお勧めします。
帳簿では、仕事で使う銀行口座を「普通預金」、仕事で使うお金を「現金」という勘定科目にあてはめます。
報酬も口座引き落としも、仕事に関係するならば「普通預金」で記帳しますし、会計ソフトを使うのであれば、残高は自動計算されます。そこに私生活分が混ざると逆に大変です。この後の手続きから関わってきますので準備を進めつつ手続きを開始していきましょう。
私は1年目を使って一つずつ分けていきました。コツを覚えるまでは大変ですが後々の為です。
「1、仕事に関わったお金をすべて帳簿記帳をし、最低7年保管する」とは?
上図参照。
「借方勘定科目」と「貸方勘定科目」双方を常に記帳(これを複式簿記と言います)していくもので、上図で言うと、
12/15日(記帳日)に銀行口座(勘定科目=普通預金)に報酬(勘定科目=売上高)が振り込まれた |
という意味で、仮に、銀行口座からガス料金が引き落とされたとすると、
「〇/〇日(記帳日)」=「借方勘定科目:水道光熱費」=「貸方勘定科目:普通預金」 |
となります。
普通預金の残高は減っているはずなので、会計ソフト側も同様の残高になっているのが望ましいです。
初めて見る方には「???」だと思いますがこれが帳簿記帳の基本です。同時に明細書を保管、銀行口座振り込みならデータを保存、7年保管します。
正直素人には無理があるので会計ソフトにすがります。私が使っている会計ソフト(上図)は「マネーフォワード」というクラウドソフトで後でご紹介しますね。
「2、確定申告をし、正確な納税を済ませ、国との共有化をする」とは?
「1」を1月1日~12月31日に起きたお金の動きをすべてまとめ、確定申告申請用紙の決められた項目へ記述し、納税額を計算、税務署へ持ち込み、郵送、e-Tax電子申請のどれかで確定申告を済ませます。足りなければ納税、払いすぎていたら還付されて1巡終了です。
まとめてしまえばこの二つですが、「1」は毎日のことで、「2」は誰もが苦戦する確定申告です。
そして「1」に関しては今日から領収書収集が始まっていますのでは、取り逃しのないよう「領収書ください」と言ってもらいましょう。
手続きの内容と手順
手続きは期限が決められている開業申請から行います。青色申告承認申請書も同じ税務署なので一緒にやってしまいましょう。
♦手続きの順序、詳細は後ほど説明します。
1、【税務署】個人事業の開業と青色申告承認申請書を提出 |
↓ |
2、【区役所】国民年金、国民健康保険、住民税、マイナンバーカード |
↓ |
3、帳簿記帳開始+領収書収集 |
↓ |
4、確定申告 |
↓ |
5、保管・管理 |
ちょっとここで、雇用社員(会社員)とフリーランスの違いを軽く紹介します
会社側でやってくれている | 一正規雇用社員(自分で行う手続きは一切なし) | フリーランス(手続き、記帳、計上、申告、保管等すべて自分) |
社会保険 | 雇用保険 | なくなります |
健康保険 | 国民健康保険 | |
厚生年金 | 国民年金+国民年金基金、idecoなど | |
労災保険 | なくなります | |
各種手当 | 住宅手当(会社負担) | 経費申請 |
交通費(会社負担) | 経費申請 | |
住民税 | 天引き | 同条件 |
所得税 | 経費を汲んだ所得税 | 報酬時に10%(源泉徴収税) |
国との共有 | 年末調整 | 確定申告 |
専門用語が出てきてしまいましたが重要なのは、全部自分で行う必要があるのと、所得税のところだけです。
経費を汲んだ所得税と報酬時に10%(源泉徴収税)はこう考えてください。
正規雇用社員は日常生活でこれくらい経費を使っているだろうを予測が汲まれた形で所得税が天引きされており、フリーランスは報酬額の10%が所得税として引かれて振り込まれます。
「だから?」ってなると思いますが、所得に対しての税なので、正社員でもフリーランスでも実際は同じ額を納税するんですが、正社員はそれを年末調整という形、フリーランスは1年まとめて自分でやってねという仕組みです。これが確定申告です。
何を言いたいかというと、この仕組みを理解してしっかり確定申告してほしい、それに向けて帳簿記帳を正確にしてほしいということです。
話がそれてしまうので、手続きの紹介へ進みたいと思いますが、損をしてほしくないのでこの件は「最後に」でお伝えしますね。
1、個人事業の開業と青色申告承認申請書
2つを税務署へ提出します。国税庁HPからダウンロードできます。
これをすることで確定申告で控除される額が10万→65万(注意=電子申告必須)になります。
これは実は申請しなくても何も言われません。その場合は白色申告になりますが、税務署に聞くと届け出を出したところで確認も審査もしないとのこと。法人化、上場などへ繋げるならしっかりやりましょうって感じでしょうか。
【自分のミス】
ダウンロードにて記入し管轄の税務署へ申請しに行った際、「控え」のほうを置いていった為、判がない「控え」になってしまいました。「特に支障がなければそれでも大丈夫ですよ~」と言われましたが、何が起きるかわからないので「控え」も持っていきましょう。
今のところ問題はありません。
2、国民年金、国民健康保険、住民税、マイナンバーカード
2年目は国民健康保険料、住民税(市民税・県民税)の通知書が6月10日前後に届きます!初めての方は金額に驚くので前もって意識を保ち、心の準備をして待ちましょう。
区役所での手続きには、退職後の方は退職証明書系、初めての方は本人証明、年金手帳、印鑑等いろいろ必要なので、自前に必ず管轄の区役所HPを調べましょう。
マイナンバーカードについて
私は早い段階で作っていましたが、長所はあっても短所は今のところありません。持っていること自体怖いというのを除けば、確定申告はもちろん、去年の持続化給付金、家賃補助も一度たりとも区役所には行っていません。また、青色申告の65万円控除には電子申請が条件になっています。
引き落としについて
どれも、一括払い、口座引き落とし、納付書支払い、クレジットカードと選べますが、行政に関わる支払いはクレジットカードの手数料が高い、ポイントが付かない、一括しても意味がないなど、光熱費のようにはいきません。電子マネーも使えなかったります。管轄期間によって手数料も違うらしいです。
※nanacoだけはコンビニで払えます(2021/2確認済み)。←私これwクレジットをうまく使えばポイントがつけれます。
こちらで確認できます→セブンイレブン収納代行サービス
国民年金だけは2年一括が少し安くなるかと。
クレジットカードはポイントが付きますが、それ以上に手数料が取られる可能性大です。イミナシ・・・
すべて自治体により違うようなので確認してみてくださいね。
さて、次から日々の面倒な仕事、帳簿記帳になるんですが、その前に先にお伝えしたいことがあります。
帳簿記帳の前に
- 白色申告と青色申告は単式簿記の記帳(白色)最高10万控除、複式簿記の記帳(青色)最高65万控除が付きますが、絶対に65万控除が付く青色申告にすべきです。国税庁=帳簿の記帳の仕方
- 「記帳は原則発生主義」で、さかのぼっての修正は極力控えましょう。
- 電子保管は申請が必要です(徐々に改善されてますが)。逆を言えば、すべて紙媒体で保管が義務ということです。記帳だけでも慣れるまでに大変な時間を取られますが、管理も結構時間を食います。日々の記帳と領収書管理に気を配っておくことと後が楽ですよ(領収書は後の「クリエイターの経費とは」で説明します)
国税庁HP
記帳方法は管轄の税務署HP等確認してみてください。講習会、セミナー、無料相談を開いてくれています。
3、帳簿記帳開始
手段は3つ、「手書き」「会計ソフト」「専門家を雇う」のどれかかと思います。
長所と短所をまとめてみました。
長所 | 短所 | |
手書き | すべて無料 |
頼れない 用語から書き方まで一から覚える必要がある 確定申告も計算もすべて自分 ミスが多い上、ミス自体に気づきにくい |
会計ソフト |
勘定科目や確定申告の計算等覚える必要がなく、入力も決まっているので間違いも少ない 新年度へ引き継ぐことが出来る 確定申告時は添付・送信のみで済む |
お金がかかる 使い方を覚える必要がある 多くのソフトがある為、自分に合ったものを探すのに手間 |
専門家を雇う |
丸投げ出来る 税務調査の心配がない 相談に乗ってもらえる あれこれ覚える必要なし |
高価 |
手書きはかなりきつい選択です。簿記を習う必要が出てきますね。
年収が高い方はここの記事以上に多くのことを要求されます。消費税もそれぞれ分け、記帳、申請が必要ですし、在庫があれば棚卸も表にしなければなりません。お金に余裕があるなら専門家が一番です。
帳簿記帳は記録、保管、確定申告の為にやってるようなものなのですが、青色申告になると簡単ではないんですね。
最初に説明したとおり、複式簿記でつけていくことになり、通帳管理は1円も誤差がなく、確定申告の納税額の計算、その後の管理までするもので、勘定科目名、経費入力のたびに行う残高確認、クレジットカードやネット購入の入力と、慣れるまでに多くのサイト情報に頼ることになると思います。
「そんなの無理」と思ってしまうかもしれませんが、今はそれらをすべて会計ソフトが助けてくれます。
私が使っている会計ソフトは、一度登録すれば自動で繁栄される勘定科目、銀行口座の入金出勤、残高計算、クレジットカード、大手通販サイトの購入履歴と、どれも連携が出来るので入力すら省けています。会計に関してド素人の私でも全く問題なく出来ています。便利な時代になりましたぁ~。
最初は覚えることを余儀なくされますが、それは専門家を雇わない限り同じことで、あらゆる手段の中で最も楽で、且つ、間違いがないのが会計ソフトです。
少しでも節約したい方はやってみてください。意外と何とかなります(笑
使っている会計ソフトは下記の「マネーフォワード」というものです。理由は特になかったのですが、票がきれいで入力画面が見やすかったのと、一番の決め手はクラウドになっているということですね。法人用も開発しており、更新も非常に多く安心できます。確定申告も今では少しの確認とダウンロードのみです。
- はじめてでも安心のサポート体制 マネーフォワード クラウド確定申告 = 現在も使用中です。口座、大手通販サイト、銀行口座、クレジットカード会社等連携が可能で入力すら不要。確定申告はほぼ確認のみで終わります。1ヶ月無料あり。
会計ソフトでやることは次のような感じです。
1、アカウント作成 | 最初だけ |
↓ | |
2、職業、住所、名前等入力 | 最初だけ |
↓ | |
3、報酬、収入、経費を日々入力(大変なのはここだけです) | 入力は特殊な案件のみで、決まっているものはほぼほぼ連携で入力なし |
↓ | |
4、12月31日で締め、1月1日に新帳簿へ変更する。 (新年度1月1日以降の帳簿を作るときは「引継ぎ」をするか聞いてきます。過去は消えず、確定申告も出来るので問題ないですが、ソフトによっては修正不可になるので注意してください) |
年1回 |
↓ | |
5、新帳簿を付けつつ、同時に確定申告用書類作成、準備(引き継いでいけば確認だけで済みます) | 年1回 |
↓ | |
6、確定申告に絡んだ書類、保管用帳簿をダウンロード、印刷 | 年1回 |
見てお分かりの通り、ほぼ最初だけ。
クラウドで管理できるので携帯でも、旅先でも出来ます。
クリエイターの経費とは
帳簿記帳では日々経費を入力していくわけですが、それらは原則領収書も一緒に揃える必要があります。
どこまで経費?とよく耳にしますが、「仕事に関わるお金すべて」と考えて大丈夫です。
判断に迷ったら、税務調査が来ても嘘偽りなく、領収書と共に説明できるもので考えておきましょう。
私は税務署から派遣された税務官の講習会にも出ていますので信頼してもらって大丈夫です。
例えば、在宅ワーク。使用面積を家賃で割るのが一般的と直に質問して聞きました。「意外と基準は難しい」とも言っていましたね。=家賃〇%を記帳。
同時に光熱費も同じですが、私はPCの使用率が高いので、電気料金を50%は経費にしています。70%でもいいくらい。
他にも、旅行や遠征では写真資料収集をします。いわゆるロケハンですね。私は背景がメインですのでこれも立派な仕事になり、宿泊したホテル代、移動の交通費も経費です。全部の時もあれば〇%の時もあります。
アニメを見たり、ゲームをするのも少なからず仕事に関係しているなら経費にしますし、仕事と関係なさそうな飲食ですら、同業者、打合せ、仕事の話が出来れば接待費です。
作業着、作業靴、サーバー代、携帯等々、結構あると思うので一覧にしておくとよいですよ。
♦領収書について
見てわかれば領収書代わりにもなるそうです。皆さん領収書をよく見たことあります?w
今ではレシートのほうが詳細で、領収書の意味あるのかなと思うくらい簡単ですよね。
事実、取り忘れてもレシートを残せば可能性はあるそうで、光熱費や家賃などの口座引き落としは通帳だけで大丈夫と聞きました。
脱印鑑の時代、わざわざ別に書いてもらう領収書もなくなったりしないだろうか・・・と思いつつ、毎回「領収書ください」
4、確定申告
♦ここに注目!抜けたら大変「源泉徴収税額」
確定申告は間違えてもやり直すことが出来ますが、期限内、期限後、納税額を多く申請した場合、少なく申請した場合で手続きが全部違います。
期限内ならば、下記と同じ手続きで再提出するだけで大丈夫です。最後の提出を見るとのこと。
国税庁HP「確定申告が間違っていたとき」
e-Taxでの確定申告の手順は2つ(web版)
- 国税庁HP「確定申告書等作成コーナー」を利用する
- 会計ソフトで作成、直接「e-Tax」で申請する
確定申告書等作成コーナーを利用 | 会計ソフトで出力、添付 | 備考 |
会計ソフトで最終確認後、パソコン内にダウンロード(.xtx) |
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国税庁HP内「確定申告書等作成コーナー」の「作成開始」の指示に従い確定申告書作成 | 【e-Tax】国税電子申告・納税システムでログイン |
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完成後はe-Tax申請へ誘導してくれ、そのまま送信 | 「申請・申告・納税」で添付、送信 |
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送信完了ページ保存 |
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帳簿、仕事に関するすべての資料を保存、印刷 |
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7年保管、または、5年保管 |
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2回目以降は確定申告書等作成コーナー、会計ソフト共に記録したものが使えます。
大変なのは1年目だけです。
※国税庁の確定申告作成コーナーで作ったデータは「いつでも見れます」的に書いてありますが、確定申告期間ならいつでも見れる仕組みです。(.data)
次年度は「保存データを利用して作成」でログインするか、読み込むかすれば提出したものを見れます。
ただ、1年に1度のことを覚えていないので、pdfで保存しておくといいですよ。
会計ソフトならいつどんな時でも見れます。
♦確定申告の申請について
e-Tax電子申請をしない方へ
♦上の手順にもある「e-Tax」について
確定申告の申請は「国税庁HP/確定申告作成→e-Tax申請」か「e-Taxサイトから直接申請」のどちらかになります。
この話をする理由は、会計ソフトを使うなら、国税庁から入る意味はないということです。ワカリヅラインデス・・・
確定申告等で検索すると必ず「国税行→作成コーナー」が目立つようになっていますが、ここは会計ソフト側で行う各項目の作成と申請までを一連でやれるようにしてくれる場所なんですね。
会計ソフトを使っているならば書類は完成しているはずなので、「添付→送信」で済みます。その場合国税庁HPは関係なくe-Taxサイトに直接飛ぶのが正しいです。
- 会計ソフトで確定申告書類を作成しない方→国税庁HP作成コーナーで入力し、そのままe-Taxで送信
- 会計ソフトで確定申告書類が出来上がる方→e-Taxサイトで添付、送信
e-Taxサイト=【e-Tax】国税電子申告・納税システム
国税庁作成コーナー=確定申告書等作成コーナー
5、保管
店舗で受け取る領収書は意外と大丈夫なのですが、ネット購入の領収書を忘れがちで、まとめ買いをしたときは部分的経費になっていたりしますよね(今後は分けましょう)。カードも一つだと後々面倒ですが、商品名、購入日、金額が分かる領収書が一つでもあれば全部取り出す必要はありません。大手通販サイトは確定申告のことも考えてくれています。
最近では通帳もデータですね。数年たつと履歴も消えてしまうことがあるので、ctv、pdfなどダウンロード保管と印刷をしましょう。
印刷後は〇年度としてまとめ7年保管で終了です。
お疲れ様でした。
最後に
日々生活する中で少しでも損をしたくないと思うのは当たり前ですよね。
納得しにくい現状が世の中にはありまして、税金を払わないと脱税になり罪に問われますが、払いすぎた税は何も言ってきません。ありのままを言えば、申告しないのが悪いってことです。
一つ例を。
1年間の報酬額300万だったとします。手取りとかじゃなく総額です。
フリーランスの報酬はその時点ですべてが所得になるので、10%=30万を引き抜いた額270万が手取りだったわけです。
今は復興税が令和19年まで2.1%引かれるので、30万+6,300円(30万×2.1%)ですが、ややこしくなるので省きますね。
1年間で得た300万の中で仕事にかかった金額が必ずありますよね。通勤費だったり、家賃、光熱費と。
これを経費というんですが、経費が100万かかったとした場合、自由に使えたお金は200万だったわけですから、正しくは、200万×10%で20万の所得税でよかったことになり、10万円多く納税していることになります。
また、200万の場合、9万7,500円が控除されます(下記表参照)ので、9万7,500円が引かれ10万5,000円が正しい納税額だったことになります。
初めて知ったときは間違えてるとしか思えませんでした。計算も知らなかったので。
これを確定申告することで、国側も経費があったことを初めて理解し、その分戻してくれるのが還付金です。
すでに30万払っているので、本来の10万2,500円を引いた19万7,500円が3月~4月に入金されます。
そして当たり前と言えばそうなのですが、多く納税したものはスルーで、足りない場合は脱税になります。
税務調査で見つかったとて、常習ではなく、額も少なければ注意と追加納税で済むらしいですが、金額がちょっとどころではないので、「4、確定申告」で述べました「♦ここに注目!抜けたら大変「源泉徴収税額」」を必ず確認しましょう。
所得税の仕組み
課税される所得金額(経費やらなにやら引いた後の額) | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 194万9,000円まで | 5% | 0円 |
195万円 から 329万9,000円まで←今回の例はここ | 10% | 9万7,500円 |
330万円 から 694万9,000円まで | 20% | 42万7,500円 |
695万円 から 899万9,000円まで | 23% | 63万6,000円 |
900万円 から 1799万9,000円まで | 33% | 153万6,000円 |
1800万円 から 3999万9,000円まで | 40% | 279万6,000円 |
4000万円 以上 | 45% | 479万6,000円 |
最後に私が使っている会計ソフトの紹介です。
現在使っている会計ソフトと、使ってみたい超有名会計ソフト計3選
ここに挙げた3社は今更って感じの超有名ブランドです。個人事業主ならばどれも大して差はなく、好みでいいと思います。大手なのでセキュリティー面も安心。
フリーランスは、専門家を雇って任せるか、自分でやるかの2択になります。 「簿記を習得?」「数十万払って任せる?」「会計ソフトに頼る?」
私はド素人でしたが「マネーフォワード」のおかげですべて自分でやれています。最初は少し理解が必要ですが、それもサポートしてくれますよ。どの会計ソフトも年1万程度ですし、無料期間もあるので、専門家に頼る前に一度はチャレンジしてみるべきです。 グラフィッカー出身の私で出来るんですから大丈夫です^^ |