幾何形体の練習方法【背景の描き方_四代原型】

幾何形体 デジタル 複合体

ここを習得する前に、立方体、円筒、球体を先に読まれることをオススメします。

今回は絵の上達には必須中の必須、立方体、円筒、球体を合体させたり削ったりして変化を付けた幾何形体で、いわゆる応用です。
描き方ではなく、表現の仕方、色の変化に注目して見てみましょう。
近くにあるものはそれなりの影響を受けるということを絵に組み込んでいくのが、自然な背景を描くコツみたいなもの。みなさんの作品に一工夫!



さて頑張って参りましょう。このコーナーの完成はこちら。

幾何形態 複合体 デッサン

 

幾何形体

説明で使う絵はこちらの白黒で描いた幾何形体です。


複合体 幾何形体

今回はカラーで描いて見ました。少し緑を感じる立方体に青の感じる円筒、茶色の床で構成してみました。
白っぽいものほど周りの色をうけやすいので、細かい色の変化が必要になります。ただ塗ればおもちゃみたいになってきますので注意が必要です。カラーになると難しくなりますね。


幾何模型

ではまず立方体の角を長方体に削ってみます。
立方体ではなくなってしまいました。原型は立方体から作るという良い例ですね。
難しく見えますがただ同じような形を切っただけですね。複雑な形も原型は一緒^^


面とは

ポイントは”同じ方向は同じようにする”です。当たり前ですが、自分で描くと意外と間違えます。光の方向と影の方向を常に意識してみましょう。
次に今までやった”立方”円筒”球体”を混ぜて見たいと思います。


円筒 幾何形体

では奥に細めの円筒を。
少し鉄っぽくみえる円筒が入りました。

足しながら接しているように作ってみました。形がわかっているとつけるだけなので楽しいですね。どんどん増やしてみましょう。
毎度毎度のことですが”光の方向と影の方向”は気をつけて。


球体 複合体

次に球体でもつけて見ましょう。
青い球体を左につけてみました。立方体に接しているようにしてます。
面白いように複雑になっていきますね。複雑になってはいますが”基礎の形が増えただけ”そう考えるとなんと簡単なことでしょう♪
この調子でもっと調子に乗っちゃいます。


立方体 円筒 球体 複合体 幾何形体

円筒の形をひねった形の茶色い筒もつけちゃいました。
最初の形からは想像もつかないほど変わったように見えますね。不思議ですね。
今回はこのあたりでやめておきましょう。


複合体 写り込み

毎度恒例、床への写り込みです。
これで完成です。


写り込みは床の色も影響することがポイント、そうすることでちゃんと床の上にあるように見えます。
最初からこれを描こうとすると気が思いですが、立方体から少しずつやってみてはいかがでしょうか。

いかがだったでしょうか。最初の白黒とはだいぶ形も雰囲気も違いますが、重要なのは明暗、面の関係です。白黒でやっても同じようになることが大切。

幾何形体 複合体完成